母親を老人ホームに入居させた

天の配剤

しかし、現実は次の入居者からも同額の入居金を徴収しているのが日本ドイツの老人ホームでは、預かり金を返却しても次の入居の有料老人ホームの姿である。者から預かるので差し引きゼロで事業は成り立っているという。そのことが、退去しないで居続けてもらうことが、新たな募集をしないでいられるので、施設側も経営が有利に展つまり長生きをしてもらうことで経営は安定する構造になっている1-0。開するという。
それに引き替え、日本の老人ホームは入居金の消却期間が終われば退去してもらった方が経営的には有利に働き、長寿を支える構造になっていないのが現実である。雨後の竹の子のように有料老人ホーム事業に乗り出す事業者が多いのも儲かる事業であるという一点に目標があることが解る。これはシステムの問題である。
長寿を喜べるシステムを生

みださなければ日本の高齢者は不幸であるここに、地域の人々が求めている住まいの姿が浮かび上がってくる。
そこに住み続けることで事業者も居住者も共にメリットのある環境を造ろうと考えることが、正しい住まい新しい事業が生まれるきっかけになると考える。
片づける事業者も居住者も共にハッピーな住宅づくりが求められている。若い人から高齢者まで共に住むコミュニティが育まれる環境が必要だ。また地域の施設を共有するネットワーク型のサービスが提供される住まい作りが求められていて、公的な施設を広く活用できる経費のかからない高齢者の住まいが望まれる多摩ニュータウンにある住宅ストックや廃校になった学校施設や土地の活用によって高齢者世帯の多様なニーズに対応できる住宅供給が期待されている。
また、高齢者同士が共に住むグループリビングや多様な世帯が協力して生活を組み立てるコレクティブハウジングなど、新しい住まい方や新しい家族の形が多様な住宅ニーズに対する住まいとして提供できる環境が多摩ニュータウンにはある。

知らない間に

さらにこうした住宅供給を支援するための組織もそろい始めており、地域のまちづくりやまち育ての専門家の役割として今後期待される事業になりつつあるコンバージョン住まいの姿は住む者のニーズで変化する。とりわけ高齢者の住まいには相互に支え合うという構図が望ましく、グループで居住することが生活の安定に繋がるという意味で望ましい住まいの形として各所で創られている。多摩ニュータウンでもこうした住まいのあ方が望まれていて、私もどこかに実現したいと考えているが、土地を購入してまでの投資賃貸住宅経営者の事業に相乗りする形でしか実現は難しいと思われる。
は困難で、しかし、既存の建物を活用すれば改造などの費用は必要だが、投資も少なくグループ居住の施設を整備できる可能性があり、廃校になった校舎を活用したり空き家の発生する既存の賃貸住宅を活用した供給も新しい住まい方を実現するには好都合なストックだ。ほた校舎などの利用は空間の大きさから開放的な施設利用にもってこいで、学童保育施設や子育て支援施設や福祉系の施設などにも転用できそうだ。
また、理科室や家庭科室などの設備を活かす利用方法も考えられ、時代に求められる用途を広く受け入れることで多用途に活用することを推進することが望ましい。
土地のリースは現在、コンバージョンの研究は様々な機関で行われており、専門の書籍も世に出て広く実績も重ねている。しかし多くの場合、建築基準法や消防法などの法基準に適合させるとに窮している現状が見られ、必ずしもスムーズに進んでいるとはいえない。こうした状既存建物の存続やストックを活かした計画については、況を改善するためには、現行法の適材適所の準用を行うような配慮が欲しいものである。
遵守一辺倒な基準ではなく、古い建物を用途変更して使う方法は、欧米の再開発には頻繁に使われていて、煉瓦造りの倉庫を活かした店舗や、工場を利用した住宅など、コンバージョンの事例は多様だ。
私がドイツの小さな田舎町で訪ねたコンバージョンは、木造の麦の製粉工場を銀行に改装したもので、村の真ん中にさり気なく利用されている形は、古い昔のまちなみ景観を守ろうとする村の人々の強い意志が現れていて、訪れるものの安心を誘うものだった。
とはいえ

村にはモダンな学校やクラシックなデザインだが新しい老人ホームもあり、決して古くさい印象ではなく、古いものを大切にしている暖かい心を感じさせる集落を形成していた。これまで学校や住宅で形作られていた。多摩ニュータウンの景観は、建設された当時は目新しく凛としてシンプルなデザインは気持ちのいいものとして受け止められていたはずである。
しかしデザインは流行があり、過去のデザインは疎まれるようになってしまった経緯がある。だからといって全てを否定する考え方は間違っている。

改葬許可申請書

折角建てられたスシンプルで分かり易いデザインにトックを廃棄するのではなく、当時の基本的な考え方、対して現在のデザインエッセンスを加えることで、過去のデザインコンセプトを生き返らせることは出来るはずである。多摩ニュータウン内の都営住宅には1階をピロティとして団地内の管理をする倉庫代わりに使われている住棟もあり、おそらく建設当時の考え方の中で、未来の利用を考慮して

ピロティとして建設したものの、現在ではあまり役立っていないものがある。こうした資そこに高齢者の住宅と共同の生活の場を加えるだけでコレクティブな住まいが実現産は、する。こうした活用可能なストックもあることを発見していこう。
それにより多様な世代が安心して居住できるようになるのだギリシャやスペイン、イタリアなどの古い石造りの構造には、ガラスがよく似合う。
土地のリースはゴシックやロマネスクの建物にガラスの階段がしつらえられ、エレベーターが敷設されている。美術館や博物館に利用されている建物には、こうした設えが上手に組み込まれている。現代の機能や性能をシンプルな材料を加えることでモダンなデザインとして復活させる努力が成されている。多摩ニュータウンの建物も同様に、活用できる建物である。ストックを活かすデザインを見つけよう。住まいを繋ぐ住まいは人の生涯を凌ぐ利用が出来るもので、今後の住宅は100年以上利用可能な住宅として建設される。
強いて言えば昭和五六年の新耐震設計法施行以来の建物についてはこうした長寿の住宅を、100年以上の寿命を持っているものと理解している。時代のニーズに対応させながら機能や性能を高めつつ利用し続けていくことが我々の役割であり多摩ニュータウンの住宅資産は殆どが未来に継承できる住まいを後世に繋ぐことになる。優良な建築物である。
その活用を考え将来に繋ぐことは今を生きるものの義務である我々はみんなでそれを進めなければならない。住まいを利用する世帯は多様だ。
賃貸を由とする者、戸建てを理想とする者、利便地区共同生活を望む者などまさに十人十色の選択をするのが住宅であのマンションを望む者、る。こうした住宅のニーズに的確に対応する住宅が市場にあれば良いのだが、限られたエリアで限られた情報の中では対応出来きれないのが実情。そこに住情報の広場が必要になる。住まいの選択肢が広がれば広がるほど現在の市場で活動している不動産屋では対応しきれない状況が発生する。
高齢者の場合も子育て世帯の場合も現状の住まいの問題からの脱却と将来に向けての理想的な居住の場を求めている。
そこに住まいを繋ぐ役割が求めら個人個人では対応できない住まい探しを専門に請け負う組織が欲しい。れている。こうしその役にはNPOがふさわしい。た人と住まいを繋ぐ仕事、今後の住宅事情は持ち家も借家も混在すると考えている。
持ち家の賃貸化は当然であるが賃貸住宅の持ち家化も公的賃貸住宅のみならず民間賃貸住宅でも現れると思われるし所有形態もスケルトン所有も定期借地もあり、借家状況も転貸や定期借家など多様な利用形態が発生する。
住宅所有や利用の形態が複雑になってくればくるほど、住宅と居住者所有者を繋ぐ役割も重要になり、住まいのベストマッチを提案する役割が住宅市場に欠かせないものになる住まいを繋ぐとは、住まいの活用について世代を越えて繋ぐこと、住まいと人とを繋ぐ役割、複雑な住まいのあり方を柔軟に運用して社会ニーズに即した住まいを提案することなど、住まいを繋ぐ役割は今後の多摩ニュータウンの居住を支える為にも重要なポジショ「多摩ニュータウン·まちづくり専門家会議」ンになる。

片づける

現金·預貯金等

利用者の縮小で空き家が増え始めており、管理費の増大とコミュニティの崩壊で居住は、それはすでに、すらおぼつかない住宅群が発生しそうだ。比較的新しい中堅所得層向けの住宅から始まっている。現在販売されているマンションは、家賃よりも安価で入居できるマンションばかりである。賃貸料の割高感は空き家を次々に発生させ、家主である公的機関は為す術もなく空き空き家が発生するとやむなく家賃を下げることに踏み切るの家の増加に頭を抱えている。
家賃の減額で満室にしようとすればするほど、今度は周辺の民間賃貸住宅経営者がだが、公的機関は国や都がバックにいるのだが、民間事業者は自治体に泣きついて困ってくる。も助けてもらえないし建設時の借金の形に競売にかけるしかなくなっていく地主も増えるまだまだ使える建物なのに解体され、民間分譲マンションに化け、それが、さらに賃貸住こういう負の循環が多摩ニュータウン周辺には見かけられるように宅経営を圧迫する。
この悪循環を断ち切るためには市場バランスを安定させることが必要である。とりわけ現存する資産を活かす方法が既存資産を解体するような行為は絶対に行ってはならない。
ないかを探るのが、多摩ニュータウンあるいは多摩ニュータウン周辺のこれからのテーマ大量のエネルギーを使って建設した折角の資産である。
預金通帳の動きに関して不明瞭な点がある場合である。そのままの形で利用するあるいはコンバージョンすることで資産の循環を考えてみよう。地球環境を守ってこと、解体などという非生産的で非効率的な行為は改めよう。いくためにも、公的賃貸住宅を活かす方法世界的に見ても急速な人口減少や世帯数減という極めて特異な状況下にあるこれからの次第に住宅需給の飽和と余剰が急速に顕在化することが解っている。
日本では、こうした公的賃貸住宅を供給していても需要は回復しないし、経営もおぼ状況の中で、これ以上、だからといってむやみに家賃を減額すると民間の事業者つかなくなるのは明らかである。それだけではなく負の循環を呼び起こす引き金にもなることからはひとたまりもないし、しかし、既存住宅の解体処分という選択も視野に入ってくる。
多摩ニュータウンについては今後も継続してホットスポットとして人口が集中すると思われるし、当面の動きとして公共賃貸住宅の魅力づくりを進めては公的賃貸住宅の空き家の発生を抑制するために、新たな活用方法を探ることが必要になる。

支払った保険料

提案その1比較的新しい公的賃貸住宅を売却しようと言うのが一つ目であるそこで、定期借地で棟別に売却する方法を採る。一棟の建物で区分所有の建物を11売却の方法は、誰か一人が購入した段階で、者以上が取得した段階でマンション法が適用されるので、公マンションであるから、的機関と一人の共有のマンションとして成立させる。管理費と修繕積立金を徴収しつつ維持管理を続けることになる。
敷地については数棟の団地である場それを考慮して定期借地としたほうが整理しやすいと考えたまでである合があるので、売価については諸般の事情を考慮して判断することになる。定住意識を高めることにも繋がり、賃貸住宅の中に組み込まれた分譲住宅は、団地環境

への責任も担うことになる。自ずと居住意識は賃貸住宅居住者とは異なり、居住者全体にも良好なコミュニティ形成に役立つ動きが生まれる。

それは分譲マンションが賃貸利用されているケースとは異なり、家主が随時建物管理などに係わっていることから、マンション管理にもプロの目が発揮され、購入者である居住者も管理面における安心を享受することができる。管理費用や内容のチェック機構も相互の利害を調整するように働き、無理のないマンション経営が進むと考えている。第二の提案は、比較的古くなった公的賃貸住宅のスケルトン賃貸への展開である。
古くなった多くの公的賃貸住宅にはエレベーターがついていないが、高齢者世帯も比較的多い。しかし、とはいえ、実態は高齢者世帯には住み続けられない住宅になっている。
エレベター設置は階段タイプの住棟では効率が悪く、結果として家賃も増額することから有効活用が出来ないでいる。
やっぱりこれも捨てられない!しかし、若い世代にはエレベーターはなくても居住出来ることから、階段タイプの上層階を若い世代にスケルトン賃貸しようという提案である若い世代の中には既存の住まいに飽きたらず、デザイナーズマンションを探したり個性的な居住空間を確保するためにコーポラティブ住宅に参加したりと、個性的な居住に対する欲求がある。
こうしたニーズに対して既存の公的賃貸住宅を活用した間取り変更自由な賃貸システムを導入しようと言うのだ。とりわけ単身世帯や夫婦世帯と言った小規模世帯比較的小規模な公的賃貸住宅が有効に活用できの個性的な住まいに対するニーズは高く、ると考えている。

借家としての利用契約ではあるが、設備や内装に入居者が投資することになるのだからある程度の居住期間を定めた定期借家契約や、内装に対する権利の継承などに関する議論はあるが、基本的には貸し店舗と同様な契約形態をとれば、実態と損なうことなく事業化は可能であると考えている。

おもちゃ箱の家に住みたい

こうした住戸に若い世代が入居することで結果としてコミュニティミックスも図れるようになる。公的賃貸住宅活用の提案としては以上を揚げるが、活用の方法は多様である。求められる住まいの形を既存の住宅を活かすことで実現できることが多々ある中で、空き家の増加するであろう公的賃貸住宅の活用は多摩ニュータウンの今後のテーマであり、それはとりもなおさず全国のニュータウンに配置された公的賃貸住宅の活用の道でもある。
地方の行政組織にも参考にしてもらい、早期に取りかかってもらいたい事業であることを述べてお

その建物を活かす努力も欠かせない。公営住宅の入居制限を撤廃することも必要だが、今では時代錯誤の象徴のよう多摩ニュータウン内の初期の公営住宅のデザインはひどい。シ建物はしっかりと造られており、でも、典型的な箱形のファサードは寂しすぎる。
で、「公営住宅だからこれで良ンプルだから手の施しようによっては大きくリファインできる。豊か公営住宅といえどもみんなの社会資産である。
という天の声が聞こえそうだが、い」少しアイディアを加えて楽しい住まいにしようで一つだから、な住まい環境を創る役割のはないか:玄関前に強化ガラスの屋根を掛けてコモンスペースを創ろうその1古新聞などのポストがあり、人々が滞留できる場所。階段タイプの住棟の玄関は唯一、

置き場所生協の箱などがおかれる場所。
そこに透明のガラス屋根を掛け、ベンチを置く植木鉢や花壇であたりを飾ればたちまち憩いの空間に早変わり。自然に人が溜まる空間になる。
小さな借家その二:北側窓に庇をつけよう北側の窓は出入り口を見渡せる数少ない開口部。庇をつければ急な雨にも安心で、常時開け放して置くことが出来る。外からの人の声が部屋に届き、時々、その声に反応して下界との会話が……これがコミュニケーション。その三:一階の南側に広いテラスと強化ガラスの屋根をつけよう一階の部屋は高齢者が住みやすい。とりわけ単身高齢者の居住の場としては適している。これらを繋ぐ日だまりのテラスを造り、スロープなど配して共有のガーデンテラスを演出する。
南側が開放されバリアフリーになると車いすでも自由に出入りでき、孤独死なんてこともなくなるというもの。その四:二階と三階、四階と五階を室内階段で一戸に改造子育て家族に二階建て住まいを提供するもので、構造的に床の開口設置は安全で簡単小さい部屋を縦に繋いでファミリー向けの住戸にリフォームする。
これで、五階建ての建物の111分の1が高齢者用、三分の二がファミリー用になり、住宅の余剰を無駄にしない取り組みが完結するその五:外観のデザインを公募する建物外観をリファインするために広くデザイン提案を募集する。

借入金の使い道を教えてください

10年以上20年以下

親も転勤で官舎を移り、都営住宅、その間、子の為に民民間借家で過ごしたので、間借家を借り、定年退職で戸建て住宅を建てるまでの間、私の住宅体験も豊富になった。住まいの価値観は人の成長変化に伴って染みこんでいく。その者の境遇や環境が青少年の多感な時代に影響を与えつつ育まれ、住まいに対する価値観が決まる。私の住まい感は子供の頃の長屋から生まれていると言っていい。いわば集合住宅から始まっている。だから、コーポラティブ住宅が住まいのあるべき姿であると信じて永山ハウス(仮称)を進めているのも原点はここにある。
人間は共同生活を好む動物であり、結局は何らかの関わ

りなくしては存続も出来ないもの。コミュニティを中核とした住宅づくりは住まいづくりの原点であると信じている住宅は男の甲斐性という暗示に満ちた洗脳は私の頭にもこびり付いていて、結局、三七歳にして持ち家を持つことになったのだが、住宅余剰時代は無理をして住宅を所有する必要のない時代である。

住まいは巡り巡ってくるものであり、戸建てがゴールだとしても親世代からの継承すべき財産があるのだから、いつかは一戸建てに住むことも無理をせずとも実現する環境がある。今後の社会では努力なしで到達点までいける道が準備されてい造る建てる買うかの選択だった。今後は住まいがる。
以前は、住まいは余っているのだから、選ぶだから無理をして家を建てなくても良いということになる。というのが持論。
コーポラティブ住宅を造り続けているのは、それでも、求められる住宅が現実にないからに他ならない。たま·まちせんの核となる目標も住まいの循環人間が生まれて死の実現である。それぞれのライフステージにふさわしい住宅がある。人によっても異なるがぬまでに、小規模世帯が増加する今後は集まって住むことの大切さがさらに求められる社会になる。

生産農業所得統計集まって住む為の住宅はこれまでのマンションではない。集まって共に住むための仕掛けが備わっていなければならない。共同で利用できる食堂や憩いの場。維持管理費負担が少投資コストが軽減され、さらに長期活用できるスケルトン。ないマンション運営。多様な既存のマンションでは不十分な要素がありすぎる。
家族にも対応する住まい形式など、だから、新しい住まいを提案している住宅ストックを活用した循環既存の住宅ストックを活用することで住まいの循環を完結でき多摩ニュータウンには、る時代が全国でも先駆けてやってくると思う。公的賃貸住宅という大規模大量の住宅ストックが活かされると住宅の利用コストは極端に低額になる。多摩ニュータウンにある住宅ストックは長期利用可能な住宅ストックが殆どである。
耐用年数を長期に引き延ばすことができれば投資コストに対する利用コストは下がり、居住に擁する費用は軽減される。

不動産とはなにか

分かり易く言えば、親が建てた住宅が100年持てば、後世の家族は家を建てることなく住宅に掛かるコストは極めて低く出来るという事である。多摩ニュータウンにはすでに耐これを先代の造り上げた住宅と考えれば、久性の高い住宅ストックがある。これからの世そして機能や性能を向上させる投資さえ出来れば代の住まいは、維持管理と修繕の費用、安価に住み続けることができるのである。多摩ニュータウンにはそうした長期活用できるストックが集積しているからこそ、循環社会に最も早く到達する地域であると考えているヨーロッパの住まい作りで言われる言葉を紹介する。
「親が家を建て、その子が家具を揃え、孫が食器を整える」という格言があるが、今後はこれを地域に置き換えて行く時代で「ヨーロッパの住宅は石造りだからとりわけ多摩ニュータウンはそれが出来る地域である。長期活用が可能で、日本は木造だから長く持たない」という理由で建替の早さの言い訳に使われたが、コンクリートの建物は長期使用が可能だ。
地震に対しても広く住宅に採用されている壁式コンクリート構造の住宅は、新耐震の基準をも凌駕する強度を持つ。これは石の住宅すでにとして日本の土壌に定着している。

われわれはすでに長期に活用できる住宅ストックを持っている。
とりわけ公的賃貸住宅や団地を持つニュータウンには耐久性のあるストックが集積している。隣棟間隔の十分とられた配置、人が住み続ける豊かな緑地環境、計画的な街路整備と必要施設の整備など、為の堅牢なストックがある。
これらのストックの活用が今後のニュータウンのテーマであ資産を生かした経済の循環住まいに対する投資が少なくてすむ地域では、余剰の資金が集積する。相変わらず住宅投資という大投資を行わなければならない所では余剰資金は生まれない。従ってゆとりあこの場合、る都市経営は困難である。
多摩ニュータウンでは主だった住宅投資は必要ない余剰資金を他に回すことができる。のだから、折からの少子高齢化に投資する事も可能だし都市のバージョンアップに寄与することも出来る。

すでに住宅投資の呪縛から解き放されたイギリスやドイツの街は、街そのものが美しくなるようなまちづくりを始めている古い建物を修復して現代の機能や性能を加えて利用する、いわゆるリノベーションである日本でのリノベーションの始まりは街道筋や地方の集落で観光をベースに始まっているが、現代版住宅市街地のリノベーションは多摩ニュータウンから始めることが出来る。

相続人への贈与(相続開始前3年以内のもの)古くなった団地のリノベーションはいち早く取りかかれるに違いない。時代に合わなくなった建物のスケルトンを活かしたままでのリノベーション。外断熱でエネルギー消費を軽減しよう。メンテナンスフリーの屋根を掛けよう。エレベーターを増設してバリアフリー化新たに建てる必要のないストックがある。の改善を進めよう。資金は潤沢にある。経年変化に強いスケルトンが蓄えられている。経済の基本は消費の循環だけではない。ストックの循環も経済の循環に繋がることを認知したい。
働いて稼ぐことのみが美徳ではない。働かなくても稼げることも無理のない経済の循環を促す手だてである。不労所得を言っ所得が無くてもストックがあることが経済価値であることに改めて着ているのではない。
目してもらいたい都市別の住みやすさの評価軸に住居が基本的な指標となっているが、住宅の質は快適な生活を営む基本であり、さらに心地よい環境で生活するには居住の質をさらに高める必要がある。電線を地中化しよう。
町並みを統一して美しくしよう。コミュニティ豊かな安全なまちづくりに取り組もう。シェアリングで自動車利用をコントロールしよう。

賃貸不動産

高齢者や子供が安全に街にでられるようにしよう……地域を改善するために地域に蓄えられた資力が、居住者の投資が街の改善に役立つことになる。国では先進的なニュータウンへの取り組みを提言しているが、資金力のないまま口だけ出す地方自治体はむしろブレーキ役だ。関係自治体も税収のない状況を認めた上で、市民の資力やストックを活用する為の人的支援や環境を提供する役割を担って欲しい。多摩ニュータウンには廃校になった校舎や校庭がある。未だ買い手のつかない都市機構と東京都の土地がある。管理費用の増大に困っている大規模な公園がある。
歩行者専用道路という多様な活用が出来る道がある。赤字続きの公共施設がある。こうした資産は全て後世にこれらの有効活用が地域の知恵と資力で実現できる環境を整えよう残すストックである。ではないか。必要なのは市民が係わることの出来るきっかけを作ることなのだから、難し

いことはいらない。まずは市民参加の仕掛けをしよう。

注記(一七)rニュータウンの未来秋元孝夫著(多摩ニュータウン·まちづくり専門家会議)

再生のシナリオ

まちづくりに参加する人を集める仕掛け先にも記したが、自分の住んでいる街をコールドスポットにしようと思っている人はいあなたの地域コミュニティや資産を守っていくためにも、ない。

居住地区を活性化させ続けることが必要になる。その為には、まちづくり、まち育てに邁進する人材が欠かせない人が居なければ街は滅びるし元気の無い街には人が集まらない。その為にはあなたが真っまち育てに参加することが必要になる。先にまちづくり、しかし人を集めるには何か仕掛けが要るようだ。

私の団地でガーデニングが大好きな女性達が、いつも雑然とした団地の真ん中にある防火水槽の敷地を見て、何とか美しい花壇のある庭にしたいものだと思案をしていた。共用部分に個人的な意志で花を植えたりは出来ない。ふと、思いついたのはガーデニングクラブを立ち上げてみんなでやれば怖くない……と。

生産農業所得統計早速、チラシを作り回覧板で回したり掲示板に掲示した。ガーデニングクラブに入りませんか?ご一緒に団地を花で……連絡先誰も参加せず。落胆した女性達は、ご近所のおじさん達に相談をした。ふは……結果、むふむ、ガーデニングの講演会をしよう。みんなに役立つように専門家を呼んでお話をしてもらおう。と言うことになった。掲示板で講演会の案内をすると一五名ほどが集まった。質疑応答を終え盛り上がったところでガーデニングクラブに誘った。
講演会の後、すると参加者全員が名簿にサインをした。講演いただいた専門家は、緑化計画を作ってもらった近くの環境コンサルタントと出入きっかけづくりで人を引き入れることが人材発掘の秘訣りの植木屋さん。簡単な仕掛け、義務だけが全面にでて、参加意欲が失せるもの。である。
目的を最初に出すとみなさんガーデニングの事には興味津々なのだから、それをダシに人を呼び、その場で参加を募まるで催眠商法に似てはいるが、る。
決して高いものを売りつけるのではないのでお許しいただきたい。添することがメリットのあることと思わせることがポイントお父さんバージョン。団地の植栽の管理は費用のかさむもの。もう一つの人材集めは、毎年相当な費用を植木屋に支払う管理組合。高木の剪定や消毒などは専門家に任せた方が良いのだが、その中に草刈りや生け垣の刈り込みなどの簡単なものも入っている。